Culture Square

細胞培養で自己実現できる世界を創りたい人間のブログ 備忘録やら創作活動の話やら

キラキラな未来感とは別の世界で生きたい

ギラギラした未来予測的な話は得意じゃない もっといえば大して好きでもない。 培養肉というトピックやビジョンを掲げて仕事しているのもあり、次のようなことを言われる。 「SFの世界が実現されるんですね!!」と。 培養肉含め細胞培養が一般層までに普及…

生体組織工学のモヤモヤを聞いて欲しい ~肉づくりの観点から~

既存の組織工学に対してモヤモヤしてきた。と言えば唐突だが、実際そうだ。 「培養皿の中で組織を作る」研究はかれこれ20年以上前から行われている。 iPS細胞から連想されるように、世界的にも再生医療の流行り(?)の影響を受け、 研究者はこの10年間で急…

C96も申し込みました。

またまた申し込みました。 次回に向けて鋭意準備中です。 どうぞご期待下さい。 C96にも無事申し込みました。何が出るかは自分たちにも分からない。また相方@hssystk と頑張ります。受かれ!!!サークルカット:take @hssystk pic.twitter.com/Pp0jzHTBTu —…

今年の創作活動のテーマは「葛藤と鬱憤晴らし」かもしれない

創作活動の目的は何か?と聞かれて困ることがある。 「単に表現したいことがあったから」とクリエイター志望者のようなことをいうことも出来るが、本当は違う。 どちらかと言えば、 「自分の揺るがない世界が欲しかったから」 というのが現時点で最も正確な…

型が必要な理由は何よりも・・

最近、何をするにも型が必要だと感じた。 これは前回の話にも通ずるところがある。 sciencecontents.hatenablog.com 例えば、ゼロから何かを創ろうとする。 時間をかけても中々思った風には進まない。 なぜなら型が無いから。 何も無い状態から作ろうとする…

【続】等身大で描いた創作が一番しっくりくるし面白いという話

前回の記事の続きです (前回記事はこちら) sciencecontents.hatenablog.com ========================================== 培養器を買ってからというもの、仕事から帰宅してから培養器の中を眺めるのが日課になっていった。 何か変化をもたらすような驚きが…

等身大で描いた創作が一番しっくりくるし面白いという話

あるイベントにて、こんな企画をやった。 「細胞培養をテーマにした漫画のストーリーを考えて発表しよう」 しかし困った。ストーリーなんてそう簡単に出てくるわけではない。 しかし、こういう場面になると、どうしても人間見栄を張りたくなる。 自分が全く…

【C95出展レポ】不満から始めた小さなサークル

先日のコミックマーケット95でCulture Square としてサークル出展をした。 頒布したのは家での培養肉生産家電の実装を想定した検証 Cultural Probeと、 それについての解説本 本企画の相方はデザイナーとして活動しているTake コミケ当日、Takeは帰省中だっ…

【昆虫食レポ】食体験と趣向アップデートの仮説

突然ですが、皆さん虫を食べたことがあるだろうか? 現在、新しい食糧危機に備えた次世代タンパク源として注目されている。 jp.reuters.com かくいう自分も培養肉(業界名はCell-based Meat)に関わる身 自分たちの立ち位置や、今後の社会受容について考える…

サークル『Culture Square』作りました。冬コミサークル申し込みました。

この度、思うところあり自分のサークルを創るに至りました。 既に冬コミへのサークル申し込みも済んでおり、どうなるかは分かりませんがとりあえず運営しようと思います。 とはいったものの、具体的な構想はまだまだなので、これから詰めることになります。 …

コミティア125 サークル参加します!

この夏もまた出します!「純肉本」 未来の純肉実装に向けた様々な考察、小説、細胞培養実験の体験記まで幅広く扱う評論本です。 自分も記事を1つ投稿しています。 コミティア125 2018/08/19 U-19a 評論ブースにてお待ちしています! 来週のコミティアで出す…

結局は個人が好きなものを食べれば良い、という話

言いたいことはタイトルの通り。 「結局は個人が食べたいものを食べれば良い。」 そんなことを感じた体験をしたので書きたいと思います。 強烈な天ぷらおばちゃん ある晩、実家で色々作業をしていたら 「今日は外食にしよう」と言われ一駅離れた場所まで出か…

「フードテック」がフワッとしてるのでザックリ整理してみた

「フードテック」という言葉がメディアで取り上げられるようになったのはここ数年の話だが、最近その言葉の中身が非常にフワッとした言葉だと感じた。 そう思ったきっかけは今年の6月に開催されたAG/SUMでのこと。自分が所属するインテグリカルチャーもブー…

理系+さん イベントにて登壇しました。

『理系夏祭り 〜院生の研究プレゼン大会〜』発表者紹介①培養肉って知ってますか?土地も牧草もなしにお肉を作ってみようという試み、培養肉。その発表を8/26に行おうと思います!ぜひいらしてくださいね♪https://t.co/KRahJa5MMG pic.twitter.com/47F86kI02j…

鶏肉で今一度「頂きます」を考える。 ~食卓までの過程を体験する意味~

突然ですが、先日鶏のと殺から食すまでを一貫して行うという非常に衝撃的な体験をしたので、その記録を残そうと思う。 きっかけは昨年の夏に行われたコミティアの会場で「ひのまる呉服店」さんというサークルさんと知り合ったことだ。 ここのサークル主さん…

コミックマーケット92 サークル出展レポート

お久しぶりです。Shojinmeatの田中です。 先日コミックマーケット92にサークル参加してきたので、レポートします。 今回は「初めての方向け」「やや技術玄人向け」の新刊2冊を引っ提げての参加でした。最終的には300冊くらいがはけ、最高の結果だったと思わ…

理系学生団体「理系+」イベントにて変態枠で登壇します。

今月 8/26 理系学生団体「理系+」のイベント「理系夏祭り~院生の研究プレゼン大会~」にて変態枠で登壇することになりました。 「生ものづくり」という全く新しい概念が通用するかは?は微妙ですが、とりあえず発表します。 「意識高い」とかとは別次元の話…

C92 サークル出展します!

夏コミまで約1か月となりましたね。 ここで改めてサークル告知をします。 さて、そんなわけで今年の夏コミも通りました。内容はこれでいく!!3日目東 S-32bです。 pic.twitter.com/eg0XBJ36yL — Keita@C92日東S32b (@keitasciencecg) 2017年6月9日 思えばコ…

「フォルカスの倫理的な死」で考える純肉社会

こんにちは。今日は少し方向性を変えて、とある短編小説の解説記事を書こうと思います。あくまでも個人的な見解で書いていることをご承知ください。また、部分的に本文を引用しています。 皆さんは「フォルカスの倫理的な死」というネット小説をご存知でしょ…

どこかの合成系ラボで見たことある光景 ~有機合成~

皆さんは「有機合成」をご存知でしょうか? 端的にいえば、ラボレベルで新たな機能性分子を合成する研究分野のことです。 新たな分子が完成した時の感動は凄いものですが、その過程は非常に長く険しいものです。 2~3時間置きに1回する作業を何回も繰り返す…

まだまだアナログな生ものづくり

Shojinmeat Projectから、ニコニコ動画に新しい動画がうpしました。今回は細胞培養のメソッドについて紹介しています。細胞を扱っている研究者は日常的に行っている作業ですが、果たして馴染みの無い人たちの目にはどう映るのか?? 今回の動画はメンバーの…

妄想が膨らみ続ける件について

Shojinmeatが描く未来世界の妄想が膨らみ続けております。詳細はTwitterにて。 宇宙と地球を繋ぐ「駅」のような場所です。 成層圏マスドライバー基地、"PRIMARY VECTOR"にて。大気圏と軌道を中継ぎする成層圏プラットフォームでは、豊富な日光を利用すること…

これからは「標語」ではなくて「標画」?

最近社内のミーティングで感じたことを書きます。 皆さんが所属している会社や部署には「スローガン」みたいなものはありますか?メンバーが同じビジョンに向かっていくための道しるべがあると良いですよね。 しかし、同時に「分かりやすいスローガン」「テ…

Lab-Onでライターとして参加しました。

株式会社POLさんが運営する理系学生向け情報サイト "Lab-On" にライターとして参加しました。 初回の寄稿はShojinmeat Projectでやっている同人誌活動から得た経験と知見を書きました。 lab-on.jp もともとPOLさんは理系学生向け就活支援サービスを行ってい…

名誉ある「技術の無駄遣い」を求めて ~NT京都 2017~

Shojinmeat Projectの啓太です。 去る3月、僕は京都に来ておりました。目的は一つ。 「NT京都にて生モノづくりを披露する。」 これです。ニコニコ技術部といえば、僕らShojinmeatが初めて「培養肉作って食べてみた」をニコニコ動画にアップした際もタグにし…

【理系研究者向け】 3Dモデルデータベースのすゝめ

僕は普段から研究テーマの説明用に、様々なCGを個人制作しています。2年間作っていると、どんどんデータが溜まっていきます。実際は上の写真の3倍はあります。 データを溜め込んでいくと、必要な時に直ぐに画像を出力できますし、3D上での視点を変えれば異な…

「おうちで培養肉じゃぱりまん」のお話

4/29(土)のニコニコ超会議にて「おうちで純肉じゃぱりまん」が発表されました。登壇者はShojinmeat Project 代表ハニューです。 いきなり何だ!?と思われること必至ですが、まずは実際の発表をご覧ください。 www.nicovideo.jp 今回の発表の意図は主に以…

CCO(Chief Culture Officer) の役割をアレコレ考えてみる件

どうもです。いつの間にか、CCO(Chief Culture Officer) なる役職に就任しました。てっきり「純肉芸人」になると思っていたので驚きでした。 www.integriculture.co それと同時に、大きな問題が発生しました。 「CCOの仕事って何なの??」問題です。 色々…

研究者による3Dデータ使用法の最適化と科学コミュニケーションへの応用

今回はイベントのレポートです。3/2~3/3にて株式会社リバネスが主催する「超異分野学会」に行って来ました。目的は研究のポスター発表をするためです。 リバネス「第6回 超異分野学会 600人が参加」 - フードボイス 第6回 超異分野学会 本大会 | 超異分…

純肉(培養肉)開発をCampFireに放り込んだ件

ある日のミーティングにて・・・ 「純肉開発のクラウドファウンディングをやろう思う」ある日のプロジェクトミーティングで提案された計画でした。 ぶっちゃけたことを言えば、そもそも資金が足りな過ぎる!!! バイオ研究は圧倒的に金が掛かる。ちょっと試…