※画像はイメージ
この10月から生産現場の仕事に異動した。
個人的には前向きな異動だった。
これまでラボの中で通常の培養しかやったことが無かったから、
大きな培養タンクを使ってるからして見える景色が全然違う。
今まで以上に培養エンジニアらしい経験とスキルが
身につくのだろうかと期待して仕事をしている。
異動した直後、機械や部品のことなんか無知なわけだから
"This is a tube." から入りつつ部品や機構の勉強をしたり、
現場の掃除の仕方を覚えたりとインプットが多い。
生産現場に近い場所で手を動かすと培養肉含めた培養技術の普及について
現実的な課題に触れることが増える。
例え理論的なコストが下がったとしても、
実際に作業がしにくい工程になると実装の妨げになる。
培養液の交換頻度が高過ぎてもユーザーの作業感を下げることになる。
当然、一般家庭に培養技術を普及させることも難しい。
人間的な動きや生活に一歩近づいた目線で過ごしている。
職場が変われば目線も変わる。
この経験を通して、創作のインスピレーションになると嬉しい。