培養X年目の与太話

培養エンジニアの与太話

細胞培養してます。与太話を食って生きてます。

結局、課題解決力って何なんですかね??

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ついつい考えてしまったので投稿。

 

タイトルにも書いたんですが、「課題解決力」って何なんですかね??

 

一応でも社会人やってると、課題解決力ってワードを頻繁に耳にするんです。

課題を解決できるスキルを持ったヤツ偉いみたいな話ですね。

でも、課題解決力って何だろ?とずっとモヤモヤしてた。

先輩社会人に聞いてみれば、それはロジカルシンキングだと言うんですが、

ほんじゃ、今度はロジカルシンキングって何だ?となるんです。

疑問が疑問を呼ぶので一向にスッキリしない。

 

先輩方で各々持論はあるものの、分かりやすく一貫した考え方が見えてこない。

しかも、そうであっても、実際に周りを見渡してみると

実は全然解決できてないことが多かったり。

十年以上のキャリアを積んだ人達がやっても、ですよ。

となると、課題解決力の本質を掴むのって結構難しいんじゃない?と

漠然に思ったりしてました。

 

結局のところ、課題解決力ってどんな能力を指すんですかね?

実はこの1年くらい実務を含めて試行錯誤を重ね、

辿り着いた自分なりの回答がありまして。

 

結局のところ「他人が解きやすい問題文を作る能力」だと思うんですよ。

 

というのも、世の中を見渡すと、

そもそも意味が理解できない、何をさせたいのか分からんクソくらえ問題が

多過ぎるなと思ってます。

自分の業界だと主に技術関係で、

「細胞培養できない細胞をどうやって培養するか?」とかは典型的なやつでして。

理解できない、をもうちょい分解して言語化すると、

  • それが課題である背景が分からない。言い換えれば課題を解決するモチベーションが不明。
  • 全体的に使用される言語が意味不明
  • 課題を理解するのに必須な、理想と現実のギャップが分からない。
  • それら全てが定量的に表現されていないから、ゴールが見えない。永久に無意味な戦いを強いられることになりそう。
  • そもそも解決が無理な課題なら、早々に白旗上げたって良いじゃない。

 

何の仕事するにしても、まず何かしらホワッとした課題感ってありますよね。

んでもって、最初もそれがなぜ課題なのかを説明しなきゃいけない。

例えば、ある製品の売上を上げたいなぁとホワッと思ってたとして、

何故売上をアップさせなきゃいけないのか?を考えないといけない訳です。

開発費を回収できないから、とかは解りやすいかなと思いますね。

売上を5倍にしたいから、とかは課題感としては粗いかなと思いますね。

もっと差し迫った課題を背景にした方が真剣に深堀りできますし。

 

次に理想と現実にどんなギャップがあるんだ?を厳密に言語化する。

そんで、ギャップを数値に落とし込めれば、

定量的なゴールが設定できるし、どんだけ注力しないといけないかもホンワリ分かってくる。

これをしないと行き先が決まらんので、確実にサグラダファミリア案件になる。

 

ここまでの段階で色々考えてみた結果、ぶっちゃけ取るに足らない問題だな、

もう解決は無理だな、となる場合もあると思うんです。

最悪、諦めるって選択肢もある。

それだって良いはずなんですよ。

諦めたら他のことに集中して良いんだから。

 

ゴール決めないと不味い理由をもうちょい掘り下げれば、

ゴールが決まらんと最低限これしないとアカンこと、

つまり必要要件が見えてこない。

家建てるがゴールだったら、基盤を造らないと即倒壊するよね。

だから基盤は必要要件だね、みたいな。

 

ここまでまとめますと、問題文を作る時にこんなことを気をつけると良いかなと思います。

  • それが課題である背景が分からない。言い換えれば課題を解決するモチベーションが不明。⇒ そもそも仕事の背景で誰が、何を、どうしたいと思ってるのか?を明文化する。
  • 全体的に使用される用語が意味不明。⇒ 問題文を構成する用語の定義を文章にしてみる。ここで躓いたら多分他人への説明は難しい。
  • 課題を理解するのに必須な、理想と現実のギャップが分からない。⇒ 何かしらのネガティブな面があるはず。それを書いてみる。これ無いとゴール作れない。
  • それら全てが定量的に表現されていないから、ゴールが見えない。永久に無意味な戦いを強いられることになりそう。 ⇒ 言葉の通りです。
  • そもそも解決が無理な課題なら、早々に白旗上げたって良いじゃない。 ⇒ 言葉の通りです。

 

 

このあたり、今年中にマニュアル化してみたい。

できあがったら公開してみようか。

改定前提だから ver.1 とかで表記してさ。

 

また今度。

 

 

 

 

あとがき

今回の話のきっかけ

最近、個人的に数学を勉強してるんです。目的は無くただの趣味です。

高校数学とかの問題を見てると、文章題が短かったり、長かったりするじゃないですか。

このとき、適度に長い文章題が解きやすい。10行程度のやつとか。

 

なんでかっていうと、

  • 問題の背景(どんな状況を想定した問題か?)が書いてある。図形の問題だどして、どんな図形なのか?どんな法則があるのか?
  • 求めるべき(解決すべき)問いに答えるために、どんなことを示さないといけないのかが分かる。

「適度に長い」が肝でして、長過ぎると今度は状況整理に頭を使う羽目になる。

逆に短か過ぎると、その問題文の背景にある状況や法則性を手を動かしながら自力で見出さないといけない。

結局のところ、適度に整理された問題文は

回答者に要求する思考量が少なくて済むんですね。

確か同じような話がドラゴン桜にもあったな。

 

いつだか東大入試で出題された

「円周率が3.05以上であることを証明せよ」とかヤバいですよね。

実は意外と深くも単純な問題なんですが、そこを分析して

シンプルな問いに変換するのは大変です。