培養エンジニアの無駄話

笑える培養技術を創りたい

異国の謎お爺

去年の10月に培養肉学会に参加する目的でオランダへ出張に行った。

高校の卒業間近に台湾に渡航したことはあったものの、ほとんど日本と同様に歩けてしまったから実質これが初海外、初ヨーロッパだった。

会社のメンバーが忙しかったのもあり、自分独りだけでの行動になった。

 

オランダの首都アムステルダムにあるスキポール空港に到着して初めに思ったのが、オランダっぽさが外の風景にオランダっぽさを感じないことだった。

風車やらチューリップ畑の風景は日本人の勝手なイメージらしい。

鉄道に揺られて目的地のマーストリヒトに向かうまでの車窓は、山手線の大崎近くのような風景だった。

 

2時間以上を掛けてマーストリヒトに到着したときには既に20時を越えていた。

マーストリヒトは田舎町とは言われたものの、首都ほどとは言わないまでも、ブティックやショッピングモールなど都市型の機能をある程度有している、地元のさいたま新都心に近い。

 

現地を歩いてみれば、レンガ造りの伝統的な住宅が並ぶ。

民家というよりは現地独特の貸家形式らしい。2階が居住スペースで1階に店舗が入っているのも多い。

22時を回っても通りのレストランには人が絶えない。

結構夜ふかし好きの人が多いのかも

 

 

妙にエモい通りがあったり。

 

印象的だったのは学会会場近くにあったスーパーマーケットに植物肉コーナーがあったこと

日本とは違ってベジタリアン人口が多いからだろうけど、

スーパーの一角にそれなりのスペースを陣取っていることから参入している企業の多さがうかがえる。

 

そんな見慣れる異国の光景を楽しみつつ本来の目的の学会にも参加し、

帰路についた時の話

 

鉄道に乗ってスキポール空港に向かう途中に乗り換えのため、ホームで荷物片手に列車を待っていた。

そこに70歳くらいの現地ご老人が通りかかって話しかけてきた。

 

お爺「君日本人か?」

自分「せやで」

お爺「そうか。アジア人とは思ったけど中国人なのかもしれないと思ったから」

自分「ああ」

お爺「娘が付き合ってる彼氏が中国人でね。二人共上海で働いているから、これから会いに行くの」

自分「上海までですか?」

 

いきなり話しかけてきたので面食らったが、それにしても何でまた異国の地で他人の娘の彼氏事情なんて聞かなくてはならないんだろう?

旅の一興なのだろうか?

 

お爺「ところで、君はカタオカという日本人を知っているか?」

自分「カタオカ?有名な人なんですか?」

お爺「日本に行ったらカタオカに会えと言われてるんだ」

自分「そうなんですか。東京にいる方でしょうか?」

お爺「分からないよ。フフフフ」

 

お爺はそのまま話を終わらせて歩いていってしまった。

何だったんだろう、あの爺ちゃん

あとカタオカって誰だ?オランダ現地で有名な日本人なんだろうか?

よく異国の地で何かしらに貢献して、長年現地人に語り継がれてる日本人みたいなやつだろうか?

 

知る由もなくモヤモヤした状態で空港に着いて飛行機に乗った。

モヤモヤした状態だったのでフライト中に見た「翔んで埼玉」も頭に入ってこなかった。