培養X年目の与太話

培養エンジニアの与太話

細胞培養してます。与太話を食って生きてます。

【未来予想】量子コンピューターで実現される未来の工場プラント

どもです。 雨で花粉が飛んでないにもかかわらず、鼻水が止まりません。 お陰でテンション駄々下がりですが、相変わらず実験はしています。 さて、最近ちょっとしたご縁で量子コンピューターについて学ぶ機会がありました。 以前から周りのGEEKの皆さんから話を聞いてはいましたが、改めて専門家から話を聞くと 端的に「凄い世界」でした。 コンピューターの世界では全てを0 or 1で表現することは言わずもがなですが、 量子コンピューターの世界では0と1を同時に表現できる! 例えば、0と1で5文字の文字列をつくるとします。 現状のコンピューターでは11100や00101のように一度に1通りの文字列しか表現できません。 一方で量子コンピューターは、「重ね合わせ」によって同時表現が可能なので 2×2×2×2×2(2の五乗)通り、つまり32通りの文字列を一度に表現できます。 これが10文字とかとなると、1000通り以上を一気に表現できます。 なかなかイメージが湧きづらいかもしれません。 当然、その計算速度は別次元のものになってきます。 話によれば1億倍の計算スピードがあるとか、ないとか。 このパワーをどこに使うか?という点も重要な検討課題ではありますが、現状では 最適化問題を解く手段として期待されています。 例えば、5カ所の都市全てを最短距離でまわるとします。 この場合の最短経路(つまりは「最適化」されたルート)をスパコンではじき出すのは容易です。 今の技術でも1秒と掛かりません。 しかし、これが30カ所になるとスパコンでも万年単位の期間を要するらしい。 量子コンピューターはこのような複雑な組み合わせの問題を一瞬で解く手法とされ、研究が進んでいるんです。 これを使えば、工場プラントの生産ラインでの最も効率的な生産方法が編み出せるかもしれない。 とあるガン患者はQOLを維持した最適な治療を、いち早く受けられるかもしれない。 最後に量子コンピューターで、どんな未来が来るか予想してみました。 バイオリアクター内で食肉を培養生産する工場内部をイメージしています。 一番のポイントは、プラント中央にある量子コンピューター IQ-10000(勝手に命名しました。)があることです。このコンピューターはロボットの管理システムと連動しており、常に最適化された条件でロボット工場職員を制御し、培養肉の状態をチェック・管理させています。 食肉培養工場2.jpg てか我ながら中二病過ぎんだろ。 それではまた。