培養X年目の与太話

培養、与太話

細胞培養と与太話で生きてます。

サイエンスCGの効果的な使い方 (2) ~説明資料としての使用~

今日もサイエンスCGの効果的な使用方法について考えてみました。 CGを用いることの意味として、 「視覚的に伝える」 というものがあります。 科学の世界は図や文章だけでは説明しきれない内容が 沢山あります。 そんな時、「分かりやすい図が欲しい!!」 となるわけです。 以前、下と同じ画像を紹介しましたが これはTA業務の際の説明資料に使ってみた画像です。 タンパク質を介して細胞が基板に張り付いている様子ですが、 意外と文章や平面画像で表すと分かりづらいんですよ、これが。 fibronectin.coat.png そんなときにCGで3次元的に説明が可能であれば、難しい説明は不要です。 視覚で直感的に感じて貰って、少し言葉を付けたすだけで良い。 そう感じます。 つまりサイエンスCGとは 「説明するためのCG」 という訳です。 一方で、プロのクリエイターとなると、CGの意義は 「感動させるCG」 となります。 この辺はクリエイターと科学者の明確な違いですね。