培養X年目の与太話

培養、与太話

細胞培養と与太話で生きてます。

血管断面の様子をイメージしてみた。

こんにちは。最近新しい映像コンテンツができたので、発表しようと思います。 皆さんは血管内部をどのように血液が流れるのか、をイメージしたことはありますか? 血液中には赤血球はもちろん、血小板やアルブミン蛋白など多数の成分が含まれています。 また心拍によって流れる量は規則的に増減します。 病院でよく見る心拍センサーはこれを応用して作っているのです。 個人的には血液の様子を映像で見れたら面白いと思っていました。 そんなわけで今回は、血液の流れを視覚的に表現するアニメーションを作ってみました。 今回は動作速度の都合により、血球成分を少な目に設定しましたが 実際はミッチミチに詰まっているはずです。それこそ奥行きが認識できない程に。 この映像の作り方を簡単に説明すると以下の感じです。 1.まずは血液成分の3Dモデルを用意します。 作業はBlenderのみで完結です。 red blood cell.png albumin3.png 背景として、血管内部のイメージ図も作ります。これもBlenderを使用しました。 kekkan.png 2.プログラミング言語のProcessingを用いて、規則的に血液成分が前面に迫ってくるアニメーションを作る。 この部分については、友人にやって貰いました。 特に難しかったのが、心拍音(フリー素材)にタイミングを合わせて血中成分が 迫ってくるようにした点です。これについては友人の技術力の賜物です。 さらに言えば、血液成分の動き方にランダム性が追加されている点は要注目ポイントです。 そろそろ自分で勉強した方が良いのかなぁ・・? ゆくゆくは友人の持っているマイコンマイクロコンピューター)を使って、聴診器から取り出してきた心拍音にリアルタイムに反応するコンテンツを作りたいと思っています。 ではでは。