培養X年目の与太話

培養、与太話

細胞培養と与太話で生きてます。

どこかの合成系ラボで見たことある光景 ~有機合成~

f:id:ibunyayugo:20170625172936j:plain

 

皆さんは有機合成をご存知でしょうか?

端的にいえば、ラボレベルで新たな機能性分子を合成する研究分野のことです。

新たな分子が完成した時の感動は凄いものですが、その過程は非常に長く険しいものです。

2~3時間置きに1回する作業を何回も繰り返すなど、あまりにも長い実験の拘束時間により、セブンイレブン(朝7時~午後11時)」とまで揶揄されるラボすらあるほどです。

 

 

さて、先日Twitterを見ていたら『アイドルマスター』シリーズの一ノ瀬志希をモチーフに使った有機合成ネタ画像が投稿されていました。

同じラボのメンバーが同じような状況に陥っていたのを思い出し、あまりにも共感する内容だったのでご紹介します。

 

実験をやってる人しか分からないネタではありますが、
「研究って大変なんだなぁ」と思って頂ければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

一ノ瀬志希についてはこち

dic.nicovideo.jp

 

 

まだまだアナログな生ものづくり

f:id:ibunyayugo:20170618125933p:plain

 

Shojinmeat Projectから、ニコニコ動画に新しい動画がうpしました。
今回は細胞培養のメソッドについて紹介しています。
細胞を扱っている研究者は日常的に行っている作業ですが、
果たして馴染みの無い人たちの目にはどう映るのか??

 

今回の動画はメンバーのYukiさんに作って貰いました。

 

 

 

こうやって改めて自分たちが普段やっている作業を見ていると、
「全自動化 早う」と思ってしまいます。

 

それと、早く家庭レベルまで降りてこないかなぁ。

 

それは自分たちのミッションなんですがね。

 

妄想が膨らみ続ける件について

f:id:ibunyayugo:20170603180213j:plain

 

Shojinmeatが描く未来世界の妄想が膨らみ続けております。詳細はTwitterにて。

 

宇宙と地球を繋ぐ「駅」のような場所です。

 

 

ここまで来るとビールやヨーグルト製造並の技術に手を出すことになります。

 

 

こういうオフィスで仕事したい。

 

 

この会社の名前はどこから出たのやら。
多分うちの代表の趣味です。

 

 

 

 

そしてこれは無重力化での細胞培養プラントのイメージ
実装なれ!!!!!!!

f:id:ibunyayugo:20170618131154j:plain

 

これからは「標語」ではなくて「標画」?

最近社内のミーティングで感じたことを書きます。

 

 

皆さんが所属している会社や部署には「スローガン」みたいなものはありますか?
メンバーが同じビジョンに向かっていくための道しるべがあると良いですよね。

 

 

しかし、同時に「分かりやすいスローガン」「テンションが上がるスローガン」
を掲げられている組織は少ないのが実際なのではないでしょうか?

 

 

「お客様第一」とかはまさにそれ。 

 

mayonez.jp

 

そこで僕らも「どんなものが分かり易くて共有しやすいスローガンか??」
という疑問について内部で考えてみました。

 

 

そこで思い出したのがジョン・F・ケネディ
「我々は月に行く(大分端折った)」という声明です。
こんなに分かりやすいアクションプランが盛り込まれたスローガン(政策)は珍しいのではないでしょうか?

 

f:id:ibunyayugo:20170521123654j:plain

 

これによって宇宙産業も含め、周辺技術も飛躍的に発達しました。
しかし、これだけではその途中に含まれる具体策が分かりません。

 

 

 

そこで思いついたのが「標語」ならぬ
「標画」です。

 

下の画像は火星での培養食糧工場をイメージした図です。
インテグリカルチャーには絵で表現してアイディアを共有する空気があります。
視覚的に一発で理解して貰えるため、非常に有用な方法です。

 

f:id:ibunyayugo:20170521123354p:plain

 

 

僕らにも「月に行こう、火星に行こう」という一種のスローガンがありますが、
この画像一枚の中に遂行に必要な技術要素が全て入っています。
みんなでこの画像をシェアして、今後すべきことを考えていきます。

 

 

medium.com

 

 

分かりやすいスローガンへの愛着、さらに具体的なアクションプランがあれば
あとは猪突猛進するだけです。 

 

f:id:ibunyayugo:20170521224626p:plain

 

 

ちなみに同じ技術を使えば月にだって住めます。

f:id:ibunyayugo:20170521122927p:plain

 

皆さんもご参考あれ。

Lab-Onでライターとして参加しました。

f:id:ibunyayugo:20170527184124j:plain

 

 

株式会社POLさんが運営する理系学生向け情報サイト "Lab-On" にライターとして
参加しました。


 初回の寄稿はShojinmeat Projectでやっている同人誌活動から得た経験と知見を書きました。

 

lab-on.jp

 

 

もともとPOLさんは理系学生向け就活支援サービスを行っている会社で、
IT系企業志望者には強い味方である印象を受けます。

 

理系学生は研究活動と就活(面接、説明会、筆記勉強)などを同時並行にこなさなくてはならず苦労を強いられます。当然、余裕がないため満足のいく就活が難しくなります。

 

彼らはこの点を皮切りに、日本の研究室のIT化を進めようとしています。

 

labbase.jp

 

pol.co.jp

 

 

新規ライターも募集しているようなので、興味があれば応募してみるのも良いでしょう。

 

www.wantedly.com

 

 

参考リンク

生命科学同女子会

日本声優統計学会

SIG2D