化学フェスタで見た気になる技術 ~旭硝子の低反射ガラス~
先日の化学フェスタに行ってきたのですが、そこで面白い技術をみたので紹介しようと思います。
旭硝子の低反射ガラスです。主にディスプレイや絵画展示用に使用されているみたいです。
実際に展示されていた絵画で通常のガラスと見比べてみると、確かに低反射ガラスの方が見やすい。
殆ど光源の光が反射しておらず、ガラスの向こう側の絵画が良く見えました。
イメージでいうと、下が通常のガラス
透明ではあるものの表面の拡散反射で絵が見にくくなっています。折角の絵も台無しです。
ここで使われている技術が特殊コーティング技術
上の面と下の面のそれぞれの部分で光が反射し、それが空気ーコーティング剤の界面で干渉し合うことで反射光が起きづらくなります。素材の観点で考えると、非常に均一なコーティングが求められる筈です。このあたりに企業の技術力が光っているのでは?と考えてしまいました。
ちなみに低反射フィルムではこんな風に見えました。
さて、次はどんな技術に出会えるのかな?