培養X年目の与太話

培養、与太話

細胞培養と与太話で生きてます。

Oculusをやってみて分かったこと。 ~VRの現状と今後~

こんにちは、夕飯後のヨーグルトで便通に回復の兆しが見えたKeitaです。 先日、学園祭の個人展示にてOculusを使用したVRの展示をやってみました。 Oculusの基本的原理は、左目用と右目用それぞれの動画を並べ同時に見ることで 立体視することになります。 色々とPCの設定がややこしく苦労する点が多かったですが、なんとか 展示にこぎつけた・・・・という感じでした。 014_m.jpghttp://gigazine.net/news/20140320-oculus-rift-dk2/ より引用) 結果的にチビっ子たちに評判が良く、一時はそこそこ長い列ができました。 しかし、です。 使ってみて分かりましたが、OculusのVRは色々と問題が山積していることを実感しました。 気が付いた点をいくつかご紹介します。 (1)見え方に個人差がある。 展示をやっていて、これが一番問題でした。 というのも、年齢や性別、視力が見え方にモロに影響してくるんです。 特に子供と大人は目の焦点距離が異なります。 ということは、3D映像の見え方も異なります。 人によっては左右の画像がずれて見える事もあります。 俗にいう「3D酔い」というのは、ここから生じることが多いようです。 (2)明度の調節ができない。 これも体験してみて分かった問題でした。 動画を再生していると、暗い色が多いシーン、明るい色が多いシーンと 様々な状態があります。 明るいシーンは暗いシーンに比べ、眩しく感じることが多いです。 理想としては、Oculusが色の明るさを自動判定し、画面の輝度を調整してくれると嬉しいです。 (3)使用PCによっては限界がある。 これが最後ですが、やはり使用できるPCに限界があるのが痛いです。 僕のPCは3年ほど前に購入したノートPCですが、Oculusの最新版Runtimeでは使用できませんでした。 何度PCに接続しても"No Tracker Attached"という表示がでるばかり。 ネットで調べてみると、どうやら世界中で同じ問題を抱えている方がいらっしゃる模様。 因みにVRは顔を動かすと視点が変化するのですが、Trackerが認識されなければそれが起きません。 グラボ(グラフィックボード)を積んだPC(特にゲーム用)は高確率で使用できるようです。 まとめますと、使用する人・状況によってまだまだバラつきがある、というのが印象です。 この辺りは開発者達の今後の課題となるようです。 早く進化してくれ・・・と願うばかりですな。