研究者が扱う3DCGに必要な条件は??
理系研究者が3DCG制作を行う場合、どのような条件が必要になってくるのでしょう??
とりあえず、私も初めは今の師匠とも言える人にこの技術を教えて貰いましたが、
基本的に以下の点が重要だと分かりました。
(1)フリーのオープンソースソフトのみを使用する。
実際にこの技術を勉強するとき、世の中には様々な3DCG制作ツールが出回っていることを
知りました。
例えば、Mayaやら3dsmaxがそれに該当します。
http://www.autodesk.co.jp/products/maya/overview
http://store.autodesk.co.jp/store/adskjp/ja_JP/pd/productID.313219200
しかし、このツール・・・
アリエナイ程に値段が高い。
個人使用ならまだ良いかもですが、商用とかで購入すると¥数十万単位の
費用が必要になってきます。
ただでさえ、研究費の獲得に苦しんでいる研究者にとって
こんな出費をするくらいなら新しい試薬や実験機器を買った方がマシという
ところでしょう。
僕の場合は、その代わりとしてBlender 3Dを使っています。
オープンソースソフトなので、一切無料。
しかも世界的に有名なソフトで、出元もハッキリしているので安心です。
(ドイツでは車の設計に使用しているクリエイターが多いとか)
無料のくせして、意外とやりやがるソフトです。
簡単なCG(下図みたいなもの)も作れますが、ガチでやればピクサーの
「トイ・ストーリー」のようなものまで作れます。
(2)他の理系データベースやフリーツールとの互換性を確保する。
研究者(特に生物学者や化学者)は分子構造を頻繁に使用します。
分子構造を3DCGとして読み込むことができれば、当然のように表現の幅も広がります。
分子構造のデータのファイル形式にpdb.ファイルがよく使われます。
なので、この形式ファイルを扱える3DCGツールが必要になります。
そして・・・、Blender 3Dはこれを見事に満たしているツールです。