自分が所属するインテグリカルチャーは牛込(東京都新宿区)にある。
この土地で仕事をスタートしてから 早3年になろうとしているが、
今更ながら牛込に縁を感じている。
地名が示す通り、牛込は歴史的に酪農が盛んだった。
起源は大宝律令が制定された時期で、その歴史は1000年以上続いた。
つまり、古くから農業に縁のある土地だったことになる。
そんな土地で、新たな農業「細胞農業」を始められたのは、
単に偶然が重なっただけなのだが、全てが偶然には思えないくらい
会社のキャラクターにフィットしたストーリーだ。
加えて、牛込は昔から文学など小規模のコミュニティでの
個人の活動が盛んな地域でもあった。
あの文豪、夏目漱石も牛込周辺に住んだ人間の一人で、
彼の名前がついた資料館がある。
インテグリカルチャーも元々は小さな趣味サークルとしての
コミュニティが発端になっている。
コミュニティはマイナーであればあるほど、
内輪の絆が強く、かつ新しいことにチャレンジする傾向がある。
土地の歴史と会社の歴史が一致している。
こじつけのようにも感じるかもしれないが、私は縁を感じてならない。
偶然なのか、必然なのか?