培養エンジニアの独り言

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「一期一会」が同人誌活動の魅力

私にとって、同人誌活動は一期一会そのものだ。

今年はコロナの影響でコミケが開催されない。

そんな詰まらない状況だからこそ、余計にそう感じる。

 

先日「何故、同人誌が通販で売れないのか?」を考察した記事を読んだ。

note.com

 

この記事で筆者はSNSのアンケートデータをもとに、

通販で同人誌が売れない理由は

多くの人にとって買いたいのは「同人誌」ではなく「イベントで同人誌を買った」想い出であること。

 と考察している。

 

言い換えれば、イベント会場現地での一期一会あってこそ

同人誌活動が成立することになる。

 

自分自身、コミケコミティアに足を運んだ経験が何回もある。

加えて、サークル主として参加した経験も5回以上ある。

一般参加者とサークル主の両方の立場を経験したからこそ、

同人誌活動には現場での体験への思い込みが強い。

 

しかし、自分にとってもそうだし、

多くの参加者にとってどんな体験が同人誌活動を面白くするのだろうか?

 

 

買い手としての体験

前出の引用記事にも触れられているのだが、

同人誌活動はイベント会場での一期一会があるから面白い。

ここでの一期一会とは、作品そのもの、その作者との出会いを指すだろう。

 

イベントに行ってみないことには、どんな本が売られているか分からない。

 

ある程度の規模の即売会ともなれば、開催前にカタログ本が販売される。

ただ、コミケコミティアには膨大な数のサークルが参加するため、

カタログを見たところで事前に全ての作品を把握できない。

把握できたとしても、大手のサークルか、特に個人が好きなサークルに限られる。

 

実際にイベント会場に行ってみると分かるが、

参加前には気にも留めなかった作品が傑作であることがある。

そして、それを手掛けた作者も

非常に興味深いキャラクターだったりもする。

実際に現地で見て、作品に触れないことには得られない体験だ。

VRでのオンラインイベントも盛んになってきているものの、

ネット世界では味わえない体験が会場にはある。

 

これについては、以前の記事でも触れたことがある。

sciencecontents.hatenablog.com

 

 

 

初めてコミケでサークル側で参加した時、

自分たちの本を買ってくれた一般参加者さんが言っていた。

「これだからコミケはやめられねえ」

 

まさにその通りだ。

 

 

サークル主としての体験 

私にとって、サークル主としての体験は、

イベント当日の会場での体験以前に、作品を作る過程も含まれる。

 

単に何部頒布できた、といった当日の成果だけでなく

原稿のネタ集め、執筆作業、執筆パートナーとの議論、デザイン、

印刷所への入稿から納品、初めから終わりまで全てが新鮮な体験だ。

書く内容も自分のスキルや、その時の興味によって変化するため、

常に新しい表現との出会いがある。

 

その過程で、表現したいクオリティに到達できない歯がゆさから

自分が表現者としての未熟であると感じる時もあるが、

だからこそ表現を続けていこうと思う燃料にもなる。

 

sciencecontents.hatenablog.com

 

また同人誌執筆で書くネタを得るために、

多くの人間がしないような体験をするのも

同人誌活動の醍醐味だと感じる。

 

今でも印象深い体験は、3~4年ほど前に

知人の家にお邪魔して鶏を締めて食べたことだ。

当時、培養肉をテーマにshojinmeat Project で活動をしており、

肉になる動物に対する「頂きます」の意味に迫るために体験した。

 

sciencecontents.hatenablog.com

 

世間一般的に言われている「食材に対して感謝しなさい」の意味を改めて

考える機会になったし、当時の自分の表現の一助になった。

前作の Culture Square での作品でも、

相方と焼肉店でホルモン全種類を食べ比べしたこともある。

他人は馬鹿げていると思われるだろうが、執筆していた当時は真剣だった。

 

このように、同人誌活動は生の常に体験を通して

他人の表現に触れることを楽しみ、

自分の表現を生み出す過程も含めて楽しむことにある。

 

コロナが収束したら、またコミケには参加してみたいと思う。

『コロナ対策 風邪薬飲み比べ本』とか出ないだろうか?