Culture Square

細胞培養で文化を創りたい人間のブログ。基本日々の備忘録です。

Science CGはビッグアイディアではない。しかし一方で・・・

どうも、多分2日ぶりの投稿です。 急に何でこんな題名で投稿したかというと、つい昨日研究仲間から ある事を指摘されたことがきっかけです。 彼は僕がScience CGアドバイザーとして活動していることを以前から知っていました。 そんな彼とお互いの仕事について話していると・・・・・ 「でもそれって、ITとかと比べたら社会に還元できるものって小さくない??」 と言われました。 よりによってITと比べられるとは思いもしませんでしたが、特別に反論することもしませんでした。 そもそも規模が圧倒的に違う組み合わせなので、反論しても無意味だと思ったからです。 でも確かに、Science CGというのは非常に小さなアイディアかもしれません。 これはあくまでも理系の研究者に向けたコミュニケーション方法の提供であり、 社会全ての人が直接的に恩恵を受けられる訳でもありません。 その点では今話題の人工知能やらFintechやらの方が圧倒的に社会に還元できるものは 大きいと思います。 しかしながら、僕はScience CGを 「新しい研究・開発アイディアを具体化する」 ことにおいてこれ以上に無い有効な手段であると考えています。 e233fe3c3e536416799be83af4055c7e_s.jpg 研究者のアイディアというものは、時に非常に分かりづらいものです。 そのアイディアの価値を理解して貰うためには、何とかして分かり易い状態に 落とし込む必要があります。 今まではそれをパワポの図を使って表現することが多かったですが、それだけではどうにも 表現できない部分が多すぎます。もっと言えば、概念的に表現できたとしても実体物としての イメージが湧かない。これでは「この研究・技術を如何に活用するか??」も思いつきづらい。 f32f5e1b9f7da410ca7673b933f99e88_s.jpg パワポ概念図.png 僕はScience CGを「アイディアを具現化するアイディア」として捉えています。 そしてこのテクニックは、理系人が活躍する様々な場面で活用できるはずです。 例えば、近年「医工連携」「産学連携」といった言葉を頻繁に聞くようになりました。 分かり易く言えば、「異分野の人とタッグを組んで新しい技術や価値を生み出していきましょう!」 ということです。そしてその際に、「自分の持っている研究・技術の価値」を分かり易く 伝えることが求められるのは当然のことです。 そうはいっても、全く異分野の人に研究を分かり易く伝えるのは容易ではありません。 平易な言葉で伝えれば、「何ができるのか?」は伝わるでしょう。 しかし、「それを如何に活用して社会実装していくか?」となると段違いに 議論を深くしなければなりません。 そこで実体物として表現できるCGを活用すれば如何でしょうか? より深くイメージを持つこと、または持って貰うことが可能になります。 少なくとも、概念だけに頼った感情的な議論ではない、より客観的な議論が出来る筈です。 そうやってアイディアをブラッシュアップして、より大きなアイディアに昇華できるのでは? と考えます。 4d7612aab7d50f8d9cac601d64b0f405_s.jpg Science CGはビッグアイディアではありません。 しかし一方で研究・技術アイディアを具体化し、より大きなアイディアを生み出す 触媒のようなものであると考えています。 Science CGの最大の価値とは、まさにその点にあります。