画像使い回し厳禁!! という時の3DCG活用法
こんにちは、Keitaです。
口内炎ができて意気消沈していますが、相変わらずラボでの実験はやっています。
こうして記事を書いている瞬間も口内炎が気になってます。
さて、最近3DCGの有用性についてまた一つ気付きがあったので投稿しました。
皆さんは論文やポスターに使っている画像は、その後どう扱うでしょうか?
論文誌によっては載せたイラストの転用を禁止する場合も多いです。
言い換えれば、同じ画像は1回きりしか使えない、ということです。
しかし、画像を作るにも当然のように時間と労力をつぎ込む訳ですから、
またイチから作り直すのは幾分面倒です。
そこで、です。ここで3DCGの利点が大きく響いてきます。
3DCG制作の過程で画像を出力する際、3D空間内に仮想のカメラを設置します。
出力される画像はそのカメラの視点から見た時の状態になります。
例えば、下の様な3D作業状態だとします。
※オレンジ色の部分が仮想のカメラです。
この状態から画像出力すると、下のような画像になります。
しかし、このカメラの位置を動かすと異なった角度から画像ができます。
当然のように出来上がる画像も違ってきます。
何が言いたいかというと、「3DCGはデータさえあれば幾らでも全く異なる画像を出力できる」
ということです。
全く違う絵なのでそのまま違う場面で使えます。
「絵の使い回しは出来ませんが、データの使い回しはできる」ということですね。
これはもしかすると、研究情報発信には重要なことかもしれません。
お金に困るラボや研究者が多い状況で、この仕組みは継続的な情報発信をするのに凄く有意義なのでは
ないでしょうか?
また少しScience 3DCGの研究が進んだような気がします。
それではまた。