2次元表現も捨てたもんじゃない!
このブログでは3DCGを散々推してきましたが、最近になって「2Dイラストも良いな」
と感じる動画を発見したのでご紹介します。
動画中に出てくる絵の作者は、サイエンス(特に細胞生物学)のイラストレータ―です。
生物学研究者にはお馴染みのPDB(Protein Data Bank)ホームページ内にも、イラストは採用されています。
彼の絵を見て驚きましたが、細胞内の様子を物凄くリアルに示している!!
教科書やら3DCGで使用されている図画や動画は、あるタンパク質のみに焦点を絞った説明をしています。
なので細胞内があたかもスカスカのように描かれます。
しかし実際の細胞内は何万というタンパク質がギチギチに詰まった空間になっています。
3DCGで制作する場合、データ量が大きくなり過ぎるといった問題で制作が困難な領域です。
この問題は、手描きのイラストの方が解決には向いているでしょう。
「タンパク質が密に詰まった状態から、どうやって相性の良いもの同士が結合して機能するのか?」
といった新たな疑問を喚起するきっかけになるでしょう。
図画の表現方法によって、見る側に伝わる内容にも変わってくるようです。
2Dっていうのも捨てたもんじゃないですね。
こういうイラスト描ける人にも会ってみたいな。