サイエンスCGという概念は、比較的若い概念です。
ですが、世の中には実際にサイエンスCGを利用している場面が多く見受けられます。
例えば、NHK教育テレビや大学・研究施設のPR動画などがあります。
これらの主な目的は、
・科学に対する興味を喚起すること
・科学的に分かりやすく伝える事
の2つと言えます。
例えば、こんな動画あります。
(2)Introduction to Biochemistry
Gregorio Educational Production
これらのCG動画はテクニックの面から言えば、
いわば「ガチ勢」の作品にあたります。
Blenderだけでは再現するのは難しく、他にもさまざまな動画編集ソフトを利用していることが
予想されます。
ここまで来ると、さすがに一般の研究者が可能な範疇を余裕でK点越えすることになります。
外注なんかで制作を依頼したりすると、数十万単位の見積もりが届くことになります。
要は
「専門学校に年間100万近い学費を払って身に付ける」
レベルになってくるでしょう。
でも正直、コミュニケーションツールとしてはここまでの
グレードは一切求められません。
それは、研究者にとって必要なのは
「説明するためのCG」であり、
「感動させるためのCG」ではないからです。
CG制作を学ぶマインドセットとして、ここを一つ参考にしてみると
いいのではないでしょうか。
それではまた。