創作活動の目的は何か?と聞かれて困ることがある。
「単に表現したいことがあったから」とクリエイター志望者のようなことをいうことも出来るが、本当は違う。
どちらかと言えば、
「自分の揺るがない世界が欲しかったから」
というのが現時点で最も正確な回答だと思う。
唐突だが、日々仕事や生活をしていると、能力面やバックグラウンドでの周囲とのギャップに悩まされることがある。
どこぞの若者に媚びた歌のように「自分らしく生きればいい」という言葉では片付かない。
そんな中で改めて挑戦することにしたのが、自分の個人サークルでの活動だった。
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創作活動をしている間は、良い意味で自分は孤独でいられる。
その孤独の中から出てきた世界は、何かしらのインスピレーションを受けているとはいえど、自分からしか出てこない話だ。
例え能力面で圧倒されようが、自分の世界が揺るがない限り元気に生きていくことはできる。
活動が進むにつれ少しづつ自身が湧いてくる。
より具体的な活動に舵を切ろうと思うようになった。
だけど今はまだ、この活動を将来の仕事にしようなどとは思っていない。
専門はバイオ(組織工学)だが、表現の世界はとてつもなく広いことを最近実感している。
仕事の関係でクリエイターとして働く人とも付き合いがある。
彼らの表現やバックグラウンドは輝かしさがあり、今の自分と比べると圧倒的に優れたアウトプットを可能にする(当たり前だが)。
そんな中で働いたら、余計に周囲とのギャップに苦しむことになるだろう。
だからこそ、今は創作活動という距離感で自分のテーマである「細胞培養」と向き合うのが良いのかもしれない。
今年のテーマは「葛藤と鬱憤晴らし」かもしれない。
日々のモヤモヤ、不満から生まれた想いや世界観を創作活動という形態で発信し、共感してくれる人を探したい。
そして叶うならば、共に表現する仲間を見つけていきたい。