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科学コンテンツラボ

研究開発+コンテンツ+文化 → 社会実装を目指します。

CCO(Chief Culture Officer) の役割をアレコレ考えてみる件

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どうもです。
いつの間にか、CCO(Chief Culture Officer) なる役職に就任しました。
てっきり「純肉芸人」になると思っていたので驚きでした。

 

www.integriculture.co

 

それと同時に、大きな問題が発生しました。

 

「CCOの仕事って何なの??」問題
です。

 

 

色々と経験が浅い自分にとって、重要なポストの仕事をイメージするのは容易でありません。

 

「何するんですかね??」と
メンバーに訊いてみたら、
「それは自分で考えて仕事を作っていけたら・・・」とのことでした。
ドが付くほどのベンチャーならでは、と思いました。

 

 

しかしそれも一理あります。
メンバー個人が「事を仕掛ける」で「仕事」と称するのがベンチャーと言われる以上、
どんな役職でも自分なりのアプローチを試行錯誤しなくてはなりません。

 

今回はその答えを探す思考の旅を書いていきます。

 

 

とりあえず調べてみる


そもそもCCOなんて役職自体、世の中に存在しているのでしょうか?
とりあえずGoogle先生に訊いてみることにしました。

 

matome.naver.jp

 

スティーブ・ジョブズの写真が全面に推し出た記事が出てきました。
「そんなに意識高くないよ」と思いつつ、読んでみます。

 

f:id:ibunyayugo:20170323173323p:plain

 

あった・・・・!

 

ありました。ありましたが、Chief Culture Officer なる役職はありませんでした。
恐らくここに記載されているのは、スマホアプリ会社とかIT系企業によくある役職
のような気がします。

 

他にも色々調べてみると・・・・

industry-co-creation.com

 

 

これか・・・?

 

「社内文化を作っていく」という意味での "Culture" らしいです。
それらしいと言えばそれらしいですが、
「何か足りない。」というモヤモヤが残ります。

 


確かに僕らの組織には「半年に1回、薄い本で研究開発の報告をする」や
「遂次ニコニコ動画で発表」といったオープンサイエンスの文化はあります。
今後もこの内々の文化を受け継ぎ、発展させていくのも自分の役割でしょう。

 

camp-fire.jp

 

しかし僕らは純肉という、技術的にも文化的にも尖りまくった研究開発をしています。
そんな僕にとって、"Culture" という単語は内向きだけに留まらない大きな意味で解釈されるべきでは、と考えました。

 

 

 

Cultureの意味を整理してみる

同じ名称のChief Culture Officer はあっても、
うちのインテグリカルチャーにそっくりそのまま適用するのは不十分な気がします。

 

そこで、Cultureの意味を改めて整理して捉えて直してみようと思います。
Cultureを辞書で調べてみると、

  • (細胞や微生物を)培養する
  • 文化
  • 教養

といった意味がありました。
次に、これらの言葉に何かしらの意味を持たせる必要があります。

 

 

 

 1)「培養する」について

今やっている研究開発がまさにこれです。まんま細胞培養です。
どうやって培養するか?どうやって純肉をつくるコストを削減するか?
どうすれば、家庭でも出来る簡単なシステムを作れるか?
その辺りのことを指しているのだと。

組織工学が専門の身として、研究開発のアプローチ方法を一緒になって考えていく必要があります。

 

2)「文化」について

これについては、特に深く考える気がしたので3つの方向で考えてみます。

1つ目に食や宗教といった「伝統的文化」との兼ね合いです。
国や地域によって肉食に対する意識は様々です。
牛肉や豚肉を食べないといった食べる対象の問題もあれば、ライフスタイルや気候によって調理や食事の方法も異なります。
このような背景を踏まえ、それぞれに合った社会実装を提案・発信していく必要があります。

 

宗教的背景は特にデリケートなため、相応の謙虚さが必要とされる仕事になるでしょう。 

 

実際に世に向けて提案していく際は、その方法も重要になるでしょう。
このあたりはデザインの要素も重要になるとすると、恐らくデザイナーと協力してやるのかな?

 

sciencecontents.hatenablog.com

 

 

2つ目ポップカルチャーやアキバカルチャーといった「比較的新しい文化」との兼ね合いです。これはうちの代表の趣味が影響したことは間違いありません。

 

 

 

Shojinmeatのサイトを見て貰えれば分かる通り、 トップページに二次元美少女が
使用されています。これは日本のアニメ文化(狭い意味でのアキバカルチャー)の
影響を受けています。

 

早い話、日本発であることを示すための強力なブランディング素材として、
二次元美少女が最適であろうと判断した結果です。

 

www.shojinmeat.com

 

また既に書いた通り、Shojinmeat Projectでは年に2回(夏と冬)進捗報告を
同人誌(薄い本)をコミケで行うことにしています。
これは「自由な表現や情報発信」という日本の同人誌文化とも絡んでいるとも言えます。

 


僕が同人誌という日本文化に関わり始めたのは2年ほど前からですが、独創性あるコンテンツは科学技術を世間へ波及させるための有効な手段になると考えています。

 

 

sciencecontents.hatenablog.com

 

日本発、さらに言えばアジア発(初)で開発する純肉技術に対し、日本文化的な付加価値をつけていくことに繋がります。

 

 

 

そして3つ目に、「まだ認知すらされていない文化」があります。
僕らは純肉製造方法を公開し、ゆくゆくは個人の過程で細胞培養ができるような
純肉製造機(多分、装置名は「Myoformer」)を公表していくでしょう。
細胞培養のノウハウを公開し、個人レベルで培養実験ができるような仕組みを提供していきたいと考えています。

 

個人でのバイオ実験を行うハードルが下がり、新たな発見・開発がされていく。
そうしていくうちに、IT分野で起きている現象のバイオ版が起きると期待しています。

つまりは、新興バイオベンチャーが生まれ技術開発が進む。

 

 

僕らが注目している生体組織工学で言えば、
「組織や臓器の3次元での作製」「培養の低コスト化」が産業面の課題になっていますが、ラボに所属する研究者以外の一般人がブレークスルーを出す可能性もあります。
突拍子もない技術によるブレークスルーは大企業といった成熟した組織よりも、既存の枠組みに囚われない個人から出てくる可能性が高いでしょう。

 

 

5~10年レベルでは個人で細胞培養(バイオ実験)をする。
20~30年レベルでは家庭で細胞から食糧を調達する。
そんな「文化を創りだす」という仕事になりそうです。

 

 

3)「教養」について

 これについては、前述の「文化」と密接に関わっていると思います。
細胞培養や純肉生産のノウハウオープンソース化することにより、
個人レベルでの生産が「文化」として社会に組み込まれていくでしょう。
それに伴いバイオ技術の知識が一般レベルでの「教養」になっていくと考えられます。

 

水泳教室や体操教室に子供が通うような感覚、若者が料理教室に通うような感覚で自然とバイオ技術が習得できる状態になっていくのでは。そんな期待をしています。

 

 

 

 

とまあ、こんな具合に色々考えてみました。
考えれば考えるほどカオスな仕事になりそうです。 
しかし、どれも一人ではこなせる仕事は無いようです。
様々な専門家と絡みながら、ゼロから築き上げていく感覚です。
海外との関係構築も重要になるでしょう。
そんなこんな諸々を踏まえ、自分に今後必要なものを列挙して終わりにしようと思います。

 

 

本日のまとめ

持論をまとめると、CCOの仕事は
「自社の技術やビジョンに対し、文化的側面から付加価値をつけること」

 

 

今後の自分に必要なもの

  • 英語頑張れ(必要に応じて第二外国語も)!
  • 様々な文化に触れよ!
  • カオスな人材プールで仕事をすることに慣れよ!
  • 組織工学について広くアンテナを張れ!
  • 文化で組織を活性化せよ!

以上です。